ソニー Sony Corporation 2005 1 23

 ソニーの業績見通しのニュースを聞いて、がっかりした人が多いでしょう。
ソニーの栄光を知る者にとっては、本当に、さびしい限りです。
もっと頑張ってほしいと、切に祈ります。
 「デジタル家電の価格下落が問題である」と言いますが、
そういうことは、昔もあったのです。
 本で調べてみると、電卓は、昔、非常に高価な物で、
庶民には買えない値段だったのです。
それが、今や、100円ショップで買えます。
 しかし、電卓メーカーは、その後、どうなったのでしょうか。
古い話は参考にならないと言うならば、こういうケースがあります。
ソニーは、「ナナオ」のケースを見習って、復活しほしい。
今は、そう祈るだけです。

会社としての力 corporate clout 2003 10 17
 ナナオという会社があります。
昔は、この会社は、
コンピューターのブラウン管型のディスプレイメーカーとして有名でした。
昔と言っても、1998年のことです。
 しかし、コンピューター業界は、1年が、普通の業界の10年にも匹敵するほど、
時間の進み方が早い世界ですので、
1998年でも、やはり、今となっては、昔です。
 今は昔、ウィンドウズ98が発売されましたので、
私も、パソコンを買い換えました。
パソコン本体は、OSしか入っていないシンプルなパソコンです。
 基本的に、応用ソフトがインストールされていない状態が、
もっとも、パソコンが安定しています。
いろいろな応用ソフトをインストールすれば、するほど、
パソコンの動作は、安定しなくなるのです。
ですから、インストールするソフトは、必要最小限にすべきです。
 さて、その時、ディスプレイは、ナナオのディスプレイ(ブラウン管型)を買いました。
値段は高かったのですが、画質が高品質でした。
ある意味で、あの当時、パソコンマニアにとって、
ナナオのディスプレイは、「あこがれ」だったのです。
 しかし、全盛を極めたナナオにも、影が忍び寄っていました。
パソコン仲間と、よく話していたことですが、
やがて、ディスプレイは、液晶ディスプレイになるだろう。
そうすると、ブラウン管型のディスプレイで、時代を築いたナナオは、
消えていく会社だろうと話していました。
 さて、時代は、2003年の現代。
ナナオは、いつの間にか、液晶ディスプレイで、地位を築きつつあります。
 この会社は、資本金が、22億円しかなく、
東証一部上場企業のなかでは、小型企業です。
 この会社の生き方が、他の中小企業にとって、
何らかの参考になるかと思います。
 この会社は、石川県の企業です。
いわゆる地方企業ですが、「EIZO」ブランドは、世界的に有名です。










































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